容姿・経歴・その他メモ

黒髪、黒目、やや筋張った細面。172cm、60ｋｇ。21歳。

代々ライフォス神官を排出する家に次男として生まれる。
兄はライフォスの司祭となって家を継ぎ、弟や妹も何かしらライフォス神殿と関わりのある職に就いている。

一族の多くは信仰心が深く、10代前半には啓示を受ける家系で16を超えても啓示を受けず、また本人もライフォス信仰に対して違和感を感じていた。
ただ生まれ持っての才能は低くなかったため、学徒となるべく勉強し、その過程で魔術を志すようになる。が、真語系魔術の独特の発音と思考方法の習得に手間取っているうちにキルヒアの啓示を受ける。

『汝、学習し、思考し、祈念せよ。その先に汝の信仰在るべし』

「何で今頃になって来るかな！？」

その時齢18。魔術は独学で学びながら学徒としてキルヒア神殿に入り、神官としてもキャリアを積む。
しかし学びながら神官として神聖魔法を扱う内、違和感に耐えきれなくなって異端の論文を発表してしまう。

《神聖魔法と信仰心の非相似理論》

神官の信仰心と神聖魔法の強度には直接的な関係は無く、実質的には神聖魔法も他の魔法と同じ一つの技術であり、魔法という学術体系の副産物であるというこの論文は智神の神殿にあっても猛反発を食らい、破門こそ免れるものの神殿への出入り禁止の沙汰を受ける。
その後理論の実践と食い扶持稼ぎ、後は一抹の人族への奉仕心から冒険者になった。

「あの論文を出しても依然私は神官のままだし、私のキルヒアに対する信仰心は一点の曇りも無きままだ。なので後は技術として神聖魔法に習熟できれば一個人としては証明完了、というところさ。だから魔術師を名乗っている、というわけだ」

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