ワインディンガー
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- 遺跡、魔域
- 知名度/弱点値
- 17/20
- 弱点
- 命中力+1
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 10
- 生命抵抗力
- 17 (24)
- 精神抵抗力
- 17 (24)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
指(上半身) | 18 (25) | 2d6+18 | 16 (23) | 13 | 181 | 63 |
踏みつけ(下半身) | 17 (24) | 2d6+16 | 15 (22) | 11 | 143 | 22 |
- 部位数
- 2(上半身・下半身)
- コア部位
- 上半身
特殊能力
●全身
[常]呪い無効
[常]精神効果無効
[常]通常武器無効
[常]浸食する知識
このモンスターが人間の理解すべき範疇を超える禁断の知識に属する事を示す能力です。
このモンスターの魔物知識判定に成功し、弱点値を超える達成値を出したキャラクターは、このモンスターに対して行う精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受け、このモンスターから受けるダメージを+2します。
またこのモンスターに与える物理・魔法ダメージに+2のボーナスを得ます。
[常]位相ずらし
このモンスターの視覚的に見える位置と実際の位置に不安定なずれを発生させます。
『五感:魔法』以外の対象に対する近接攻撃の、命中力・回避力判定に+1のボーナスを得ます。
ただし魔物知識判定で弱点値を突破された場合、この能力は失われます。
[常]冒涜的な舞踏/14(21)/精神抵抗力/消滅
このモンスターを目視した対象は平衡感覚を崩し、四肢の感覚を消失させ、最悪の場合精神の崩壊を招きます。
全ての行動判定に-1のペナルティ修正を受け、さらにMPに「1d-1(最低1)」点の魔法ダメージを受けます。
ペナルティは-3まで累積し、このモンスターの[部位:上半身]のHPが0以下になるまで持続します。
この能力によってMPが0以下になった対象は気絶し、0を超過した分をペナルティとして生死判定を行います。
生死判定に失敗した場合、対象の魂は即座に破滅し、通常の方法では蘇生しません。
ただしMPそのものはマイナスにはなりません。また気絶からの回復にはMPの回復は必要ありません。
この効果に対する抵抗力判定は、格キャラクターの手番のたび、その最初に行われます。
この能力はやや特殊な精神効果属性です。
MPの減少とペナルティの累積は精神効果属性無効で防げますが、抵抗力判定は行い、失敗すれば-1のペナルティ修正を受けます。
この場合、効果の持続時間は10秒(1R)となります。
●上半身
[常]複数宣言=二回
[常]二回行動
[主]虚空糸引き/16(23)/精神抵抗力/半減
このモンスターの指先が白い軌跡を生み出すと空間に断層が生まれ、軌跡の延長線上にある物を両断します。
「射程/形状:2(30m)/貫通」で、対象に「2d+15」点の断空属性魔法ダメージを与えます。
この能力は1Rに二回使用できますが、連続した手番には使えません。
[宣]薙ぎ払いⅡ
●下半身
[常]攻撃障害=不可・+4
大きさが攻撃を妨げます。
[部位:上半身]は、近接攻撃の対象にならず、射撃攻撃に対する回避力判定に+4のボーナス修正を得ます。
[部位:下半身]のHPが0以下となった場合、この能力は失われます。
戦利品
- 自動
- 歪な結晶(2000G/黒S)
- 2~7
- なし
- 8~11
- 宙を裂く爪(1500G/赤S)
- 12~
- 虚空を千切る白爪(3500G/黒S)
解説
ごくまれに魔域もしくは魔神信仰が行われた邪教の神殿跡に出没します。
3m以上の長身ですが、頭部以外はのっぺりとした白いやせ型の男性を模した形を取ります。
頭部は粘土を何度もねじって伸ばしたような形を取っており、よく見ると頭部からは一本の糸のようなものがはるか天空まで登ています。天井があってもそれを無いもののように貫通します。
常に骨が無いかの如き奇怪な踊りのような動作をしており、それを目視すると強い不安と共に平衡感覚と触感の段階的消失が発生します。徐々に自分の体の感覚を失い、やがて精神の完全な発狂に至ります。
一般的な魔神と大きく異なり、人の願望ではなく狂気に反応して出現し、自身の能力による狂気の拡散をもくろみます。
詳しい事は不明ですが、この魔神の認識阻害能力は双方向的なものと言われています。視認した相手に誤認させ、さらにその誤認の内容を自身の在り方に反映しているのではないか、という説です。
それ故、正しく認識される事で一部の能力を失いますが、同時にこの魔神からも強く正確に認識される事になります。
頭上の糸を理由に、より上位の魔神の端末的な存在では、と言われる事もありますが、その場合本体は魔神の王かそれ以上の存在が疑われてしまうため、事実上この意見は黙殺されています。