バルカンタンキャク
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による
- 言語
- なし
- 生息地
- 遺跡
- 知名度/弱点値
- 17/22
- 弱点
- 雷属性ダメージ+3点
- 先制値
- 16
- 移動速度
- 15(多足)
- 生命抵抗力
- 15 (22)
- 精神抵抗力
- 15 (22)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
機関砲(上半身) | 16 (23) | 2d6+16 | 13 (20) | 8 | 105 | - |
機関砲(上半身) | 16 (23) | 2d6+16 | 13 (20) | 8 | 105 | - |
多脚(土台) | 15 (22) | 2d6+16 | 12 (19) | 14 | 115 | - |
- 部位数
- 3(上半身×2/土台)
- コア部位
- なし
特殊能力
●全身
[常]機械の身体
刃武器から、クリティカルを受けません。
●上半身
[常]ガン
機関砲は「射程:1(10m)」「装填数:3」のカテゴリ〈ガン〉の武器として扱います。
[常]ターゲッティング
乱戦に飛び道具を射ち込んでも誤射しません。
[主]装填
機関砲に砲弾を装填します。
[主]全力射撃/20(27)/回避力判定/消滅
装填している砲弾を弾が切れるまで撃ち尽くします。
判定に失敗した対象は、「2d6+20」点の魔法ダメージを受けます。
この能力は弾丸が3発以上装填されている状態でなければ使用できず、射撃時にはその3発が一度に消費されます。
●土台
[常]攻撃障害=+4・なし
大きさが攻撃を妨げます。
すべての「部位:機関砲」は、近接攻撃に対する回避力判定に+4のボーナス修正を得ます。
「部位:土台」のHPが0以下となった場合、この効果は失われます。
[主]防御態勢
関節部に収納された装甲を展開することで、防御態勢を取ります。
宣言した手番から10秒(1ラウンド)の間、このキャラクターが存在する乱戦エリアに対して行われる「部位:上半身」を対象とする近接・遠隔攻撃、「形状:射撃」で「対象:1体」の魔法、その他これに準する能力や効果の対象となった場合、そのダメージと被る悪影響を肩代わりします。
「形状:起点指定」であったり、範囲に影響を及ぼす魔法や能力に対しては、「[主]防御態勢」の効果は発揮されません。
解説
人型の上半身と両腕に装備された機関砲が特徴の、タンキャクシリーズの一つです。
機能を限定し、量産性を高めるという発想の下に開発がスタートしたタンキャクシリーズにおいて、とにかく大量の弾丸をばら撒くことを目的に開発されました。
射角を広くとるため人型の腕部を模した部位に、ガンを搭載したドゥームや高機動の小型魔動機への対抗手段として一度に大量の弾丸をばら撒く機関砲を装備しました。
しかし初代と同じく装填にかなりの難があり、発射速度が早すぎるためあっという間に弾切れを起こしてしまいます。
さらに人型を模したため的が大きくなり、複雑な機構を持つ機関砲は射程が短く、装甲が薄いことから遠隔攻撃に対して弱いという本末転倒な結果となってしまいました。
欠点を補うため脚部に展開式の増加装甲が設けられましたが、結果肥大した重量から移動速度は極端に低下しています。
結論から言えば魔動機に対して想定した通りの結果は得られませんでした。
ですが本機は魔動機文明末期の対蛮族における防衛戦、特に平原での戦闘で多大な戦果を上げました。
高速で襲い掛かるケンタウロスの群れへ放たれる弾丸の暴風は、瞬く間に彼らを肉片へと変えるほどの威力を発揮したのです。
一部地域にのみ限定して量産された本機の数はそれほどでもありませんが、現代において近接戦闘を主とする冒険者にはドゥームと変わらぬほどの脅威を持って認識されています。