解説

　アロンダイトの本来の姿であり、マナの枯渇により一度滅びかけたブリタニアを己自身が「マナの原水」となることにより救い上げた妖精です。その結果として「はじまりの湖」が生まれ、これまでのブリタニアを見守ってきました。

　既にブリタニアを支える概念と化していた彼女には意思というものはほとんど残されていませんでした。しかし、彼女の存在とブリタニアの本質に気づいたモルガンと（モルガン側からのみですが）交流がありました。

　その時かわした約束が「もしもの時は私のことを思い出して」でした。

　それはモルガンとヴィヴィアンが双方に交わした約束。ブリタニアを本当に守りたい。そして守らなければならないという意志を繋ぐ魔法の言葉でした。それを思い出し、またアロンダイトとして守りたい存在が目の前にいる今。この魔法は成就しました。

　またランスロットと関わりがありました。湖の近くで生まれ、そして妖精たちが慕うあの騎士に対して「護り手」として反応し、魔剣としてその形を残しました。それが君たちがしる「アロンダイト」そのものでした。ともあれ、あくまでそれは外部装置でありヴィヴィアンとしての意識は既に消えていました。

　しかし、彼ら二人が繋いだ意思。それをくみ上げた君たちの力により未来にその奇跡を引き起こすことができました。