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【ジークルーン両手剣術(仮)】 【2025-08-16 00:45】 - 星の標 : 砂場シート

【ジークルーン両手剣術(仮)】

(ケルディオン大陸 リアン地方 イルスファール王国)
入門条件
50名誉点

 100年前に存在した女性剣士、“閃撃”ジークルーンが用いていた剣術です。
 ジークルーンは女性の中でもさらに小柄であったといいます。しかし天性のものか鍛え上げた故か、類まれなる膂力を持ち、長大な両手剣を振り回すことで、体格差をものともしなかったと言われています。
 彼女が用いていた両手剣はツヴァイヘンダーと呼ばれる、いわゆるリカッソ付きの大剣で、これを用いることで体格からくるリーチの短さを補い、さらにはリカッソを用いることで超接近戦にも対応していました。その剣技は、彼女が剣士として戦いを重ねる中、師や友の技を取り込み、最適化していったものです。

 彼女は、のちのイルスファール国王リチャード(当時は冒険者でした)が結成した軍団に参加し、活躍していた冒険者の一人であり、特に、蛮族の武将との一対一の状況になれば無双の強さを誇ったと言われています。
 戦いが終結してイルスファール王国が建国された後は、王国内に剣術道場を立てており、彼女が死去した(老衰と言われています)後も、現在まで続いています。道場においては、ツヴァイヘンダーを用いた技はあくまで技術の一つにすぎず、基本的には、両手剣を用いた剣術全般を教えています。

流派アイテム

 厳密には流派アイテムではなく、流派に縁のないところでも手に入れることもできます(つまり、入門せずとも手に入ります)。しかし、少々一般的ではない武器ではあるため、売っている商人などを探し当てるのに名誉点コネなどが必要となるでしょう。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
〈ツヴァイヘンダー〉 10 〈ソード〉A 2,500
+30名誉点
リカッソを握って攻撃できる
〈ツヴァイヘンダー・シュヴェア〉 10 〈ソード〉S 11,000
+50名誉点
リカッソを握って攻撃できる
〈ドッペルクロイツ〉 10 〈ソード〉SS 76,000
+100名誉点
リカッソを握って攻撃できる

秘伝

《閃烈撃》

《閃烈衝撃》

必要名誉点
20
30
タイプ
《全力攻撃Ⅰ》変化型
《全力攻撃Ⅱ》変化型
前提
なし
《閃烈撃》
限定条件
2H〈ソード〉
使用
なし
ファイター技能 or バトルダンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-2
概要
追加ダメージ+4/+12、宣言を続ける限り+1ずつ上昇(+7/+15まで)
効果

 同じ箇所を重ねて攻撃していくことで、相手にとって痛打としていきます。
 基礎秘伝である《全力攻撃》と同様に、宣言を行った攻撃が命中した場合、ダメージを「+4」(《閃烈衝撃》ならば「+12」)点します。リスクとして、あらゆる回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
 この秘伝を宣言した攻撃を命中させた対象に、さらにこの秘伝による攻撃を命中させた場合、ダメージが更に「+1」されます。これは元のダメージ増分と合わせて「+7」(《閃烈衝撃》なら「+15」)になるまで累積し、この秘伝以外で攻撃したり、同対象を攻撃しなかったりした場合、リセットされます。

《閃連撃》

《閃連崩撃》

必要名誉点
20
30
タイプ
《斬り返しⅠ》変化型
《斬り返しⅡ》変化型
前提
なし
《閃連撃》
限定条件
R2H〈ソード〉
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-1
概要
刃、柄、刃の波状攻撃(命中1回まで)、《閃連崩撃》では追加ダメージ+6/+3/±0
効果

 超接近戦の構えで、リカッソを起点に刃と柄で交互に攻撃します。
「用法:R2H」の〈ソード〉での攻撃時に宣言します。その攻撃が外れた場合、柄での打撃による命中判定を行えます。それも外れたら、再び刃で(通常通り)攻撃します。
 柄での攻撃は、用法と威力はそのままに、C値12の打撃武器として扱います。
 どのタイミングでも攻撃が一度命中したら、それ以上の命中力判定は行われません。
 複数の対象を同時に攻撃した場合には、命中力判定に失敗したうちの1体を選んで再度(それも失敗したら再々度の)命中力判定を行えます。
 宣言者は、望むなら、1回目の攻撃を柄での打撃で行っても構いません(その場合、再攻撃が刃、再々攻撃が再び柄となります)。
 宣言された秘伝が《閃連崩撃》の場合、最初の攻撃が命中した場合には「+6」点、2回目となる柄の攻撃が命中した場合には「+3」点のダメージが追加されます。3回目の攻撃が命中したときは、ダメージの増加はありません。
 リスクとして、あらゆる回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます。

《閃旋撃》

《閃旋応撃》

必要名誉点
30
50
タイプ
独自宣言型
前提
《薙ぎ払いⅠ》冒険者レベル7以上 /《薙ぎ払いⅡ》 《閃旋撃》
限定条件
2H〈ソード〉
使用
ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
回避力判定-2
概要
両手剣による回転斬りで《カウンター》を行える
効果

 剣を振り切った体勢から更に身を回転させ、相手の攻撃を躱しながら迎撃を行います。
 この秘伝の習得者は近接攻撃の対象とされたとき、戦闘特技の《カウンター》同様に、回避力判定の代わりに自身の装備している〈ソード〉による命中力判定を行えます。この時、直前の自身の手番で同じ〈ソード〉による近接攻撃を行った後でなければならず、その対象からによる攻撃でなくてはなりません。加えて、その攻撃の後から一度も命中力判定も回避力判定も行っていない状態でなければなりません。
 達成値で上回った場合、相手の近接攻撃を回避し、同時に〈ソード〉による攻撃が成功したものとして相手にダメージを与えることができ、更に、自身が特技のリスクとして負っている回避力へのペナルティ修正を「2」軽減します。ただし、合計で「-2」より少なくはできません。
 達成値で上回れなかった場合、《カウンター》失敗時と同様、威力表や打撃点決定の2dの出目を「12」としたダメージを受けることになります。
 この特技の効果は《カウンター》同様、1ラウンドの間に、最大で1回しか使うことはできません。
《閃旋応撃》では、宣言時に宣言回数としてカウントされなくなります。

製作者:TALE