容姿・経歴・その他メモ

　「――名前はアンスレイです。ま、よろしくお願いしますねぇ」　

概要

一見は少年かと見間違う程に、中世的な見た目をした赤毛の少女。
→現在は気が変わったのか髪を伸ばし始め、以前より女性的。
これまで各地で冒険者として仕事をこなしては離れ、という生活を繰り返してきた。
それ故に近付き過ぎず、離れ過ぎず、基本的に一定の距離感を保って他者と付き合うことが多い。
普段の言動としてもあまり本音は語らず、誤魔化すかのように他者をおちょくるなど。
死んでも黄泉還り生き抜くということに重点を置いており、自分の命は人より軽く見ている。

詳細

出自

冒険者の父と貴族の令嬢との間に生まれ育つ。元の家系と縁を切られた母と一緒に、家で父の帰りを待つ生活を送っていた。
しかし彼女が物心ついた頃、父が死亡し、蘇生時にレブナント化して討たれたとの報が入る。
父は何度か死の経験を持ち、穢れが限界に達したとのことだった。
幼い頃の薄っすらとした記憶の中、彼女はその時の父の印象が強く残っている。命の限りを尽くした、力強い生き方だったのだと。
穢れて周囲に厭忌されながらも生き抜いた姿に憧れ、自分もそう在ろうと心に決める。
父の死から数年後、衰弱死した母を看取った後、彼女は形見の槍を握り、父の後を辿るように冒険者として旅に出たのであった。

経歴

フェンディル王国〈花の導き亭〉

冒険者として初の活動を始める。気の置ける仲間もおり、順当に仕事をこなしていった彼女だったが、とある仕事にて斥候の役目を担った際に命を落とす。駆け付けた仲間の手により死したまま帰還した後、蘇生を遂げた。
蘇生した彼女はまるで日常の睡眠から目覚めたかのように振る舞い、何事も無かったかのように仕事へ戻る。仲間たちはあまりに平然と死を受け入れ蘇生した彼女の様子に不気味さを感じ、自然と溝が生まれ距離を置くようになった。
彼女自身は腫物扱いされる事に不満すら無かったものの、人目に触れぬよう〈花の導き亭〉から、フェンディル王国から身を消した。

小国〈蒼き風亭〉

フェンディル王国を出てロシレッタへ向かい、彼女は船に乗ってテラスティア大陸からケルディオン大陸へ渡る。新たな大陸の地へ降り立った後は西へ向かい、ザナス地方のとある小国にて再び冒険者活動を再開。
以前同様にそつなく仕事を遂行していたが、当時、女性的な格好や振る舞いをしていた彼女は男性から想いを打ち明けられる機会も少なくなかった。無関心にそれらを躱し続けていた彼女だったが、ある日一人の男により睡眠薬を盛られ、強行的に押し倒される。
幸い目覚めてから穢されるまでは至らなかったものの、男を危険視した彼女は抵抗のまま彼の命を殺めた。
彼女は事が表沙汰になる前に断髪して少年のような装いをし、〈蒼き風亭〉から、小国から身を消す。
後日、彼女を襲った男が死んだことによって安堵する女性は多かったという。

スフェン伯国〈暁の翼亭〉

オルトラント地方へ向かった彼女はスフェン伯国にて再び冒険者に。そこでは主に逢魔の森に潜んだ蛮族との戦いが多く、度々攻防戦に参加していた。
そしてある日、リアン地方との境にあるエニア丘陵に逃れた蛮族の掃討戦を請け負った際、彼女は蛮族の罠に掛かり孤立してしまう。
彼女は隙を見て逃げるも致命傷を負わされ、重症のまま逃走。知らず知らずとリアン地方へ抜けた彼女は偶然出会ったダリオンの神官に手当を施されて一命を取り留めた。
スフェン伯国へ戻る気もなく、彼女は恩を返す為にとあるダリオンの村落で働くことにした。
余談だが、〈暁の翼亭〉では彼女は死んだことになっている。

セッション履歴

収支履歴